「This Is It」 Blue Piano Man

 一昔前に もうなってしまうんですねえ。
 その昔 日本テレビで、
 一年に一度の大イベント番組
 「アメリカ横断ウルトラクイズ」
 と言うものが放送されていたのが、
 今の人は知らない方も居るのでしょうか?

 今回スカパー の方で
 第12回大会を放送すると言う番宣を見て
 振り返って見る事にしました。

 私達よりちょっと上の世代からの人は、
 みなさん 知っているだろう、
 超の付くモンスター番組 それが
 「アメリカ横断ウルトラクイズ」だったのです。

 当時はまだテレビが今よりもっと華やかかりし頃
 「ニューヨークに行きたいかあ!?」
 を合言葉に
 「知力・体力・時の運」
 をキャッチフレーズ通りに
 今のクイズ番組の礎なのに
 どの姿にも無い、
 斬新な クイズスタイルを作り続けた番組です。

 1週2時間放送を 数カ月に渡り放送し
 司会者は、初代福留さんで
 ロードクイズ形式で
 国内○×問題から、
 成田の1対1のジャンケン勝負
 飛行機内での ペーパーテスト
 でゲートをくぐれるか
 緊張の ハワイ
 ブーブーゲートで
 敗者は土も踏ませずとんぼ返り。

 ハワイでは、
 次に行けるか分からない
 運命の2択
 どろんこ○×クイズ

 お決まりの敗者復活も見どころ
 ばらマキクイズ
 多種多様なアイディアの
 面白いクイズがたくさん。

 スタジオで双六の様に進行を勤めたのは
 初代は高島忠夫さん。
 敗者復活、敗者の見方には
 徳光さん
 今からじゃ考えられ無いほど
 何もかもが豪華 豪快

 私が思い出深いのは 罰ゲームで、
 一人川下りで強制送還 された方
 砂漠で置き去り、強制送還
 列車を使った
 大規模なクイズ とにかく、
 罰ゲームのヤラセ疑惑も
 大きさなど関係無いほど
 そのダイナミックさが、
 今はなかなかに あり得無い
 超人気お化け番組

 段々にクイズ研究会の学生さんなど、
 専門で研究しているクイズマニアに席巻されましたが、
 その他の社会人とのせめぎ合いに人間性が現れて、
 ドラマチック&笑っちゃったり、
 スポ根だったり 青春爆発的な、
 しかし最終決戦だけはしっかり
 自由の女神の元で
 超難題ばかりの緊迫の早押しクイズ。

 毎回見どころ、
 ワクワクがありました。

 そこまでして 得る優勝賞品は
 捻り過ぎて えええ!? と言うものばかり
 一人用潜水艦や
 人工凍結の権利、
 岩で作る自分一人の温泉地の権利
 なんかしょうもない
 しかしロマン溢れる商品に
 やはり今思い返しても
 あの挑むロードクイズ自体が
 血沸き肉踊る
 人生の一代ロマンだったのですねえ。

 今の高校生ウルトラクイズの
 爽やかさとも又一味違った
 人生双六の様な、 面白さ
 流石に後半になると
 マンネリ化もあったのか
 規模が縮小されて、
 とうとう 放送自体なくなってしまいましたが
 正に昭和の一代ロマン的
 本当に色んな意味で ダイナミック番組でした。

 大人になったらウルトラクイズに出て見たいなあ
 と思っていた子供は、私だけじゃないはず

 あの情熱的な 熱狂が
 今は各個人個人で 好きな人が好きな形で
 追求するあたり、
 メディアの役割も
 放送する側のポテンシャルも 予算も、
 全て変わってきたのだとは思いますが

 あの時代、
 テレビが 娯楽や文化を引っ張って行った
 牽引役だった事は、
 言うまでも無かったのです。

  Written by Akio (2014.6.24up)

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